みなさん、こんにちは。お昼の校内放送の時間がやってまいりました。いつもの木曜日担当、ホカマアヤコです。今日も首里高・校舎2階、職員室の斜め向かいの角の小さな放送室からおとどけします。 みなさんからの温かいメッセージとリクエストをいただいて、どうにか第2回目を実現することができました。感謝感激!それでは、みなさんからのリクエストをどんどん紹介していきますよ!
まず1曲目は、崎浜貴子さんがリクエストしてくれた。A-HAの”TAKE ON ME”です。
実は、第1回目の放送でこの曲と”シスコはロックシティ”どっちをかけようか迷ったんです。それくらい私にとっても印象深く残っている曲なので、リクエスト曲として紹介できるのは本当に嬉しいです。貴子さん、ありがとう。
ではこの曲のバックグラウンドをちょっと紹介します。
A-HAはモートン・ハルケットをボーカルにした3人組のノルウェー人のバンドなんです。ノルウェー人・・・今回調べるまで私は知りませんでした。
とにかく、ミュージックビデオがすごいんです、これは。このビデオのおかげで曲が広く認知されてトップにのし上がったといってもいいくらいなんですって。1986 年のMTVビデオ・ミュージック賞では6部門で賞をとっています。
そのすごさは、ビデオ見たら一目瞭然なんですけれど、ウィキペディアによると、約3000枚の実写のフレームを鉛筆でトレースする技法で、16週間かけてつくったんだそうです。まだ、CGが発達していない頃ですからね。手作業でたいしたもんです。
当時そんなウンチクを持たない私は、MTVで何度もなんども流れていたこのビデオを食いつくように見ていた覚えがあります。みなさんもきっと覚えていることでしょう。
では、曲に行きましょう、稲福君よろしく。
<<ミキサー稲福政彦くん(43期生放送部)、今日も本人の了解なしでその分身として来てくれました。この曲はFMエアチェックで録音したやつから流すみたいです。>>
http://www.youtube.com/watch?v=_EXxMlIExpo さて、2曲目のリクエストはみやぎまさおさんからです。
実は、まさおさんと私は高校時代、同じクラスになったことがあるにもかかわらず、どうやら一度も話したことがないんですよ。どんなに、記憶の箱を逆さまにふっても何も出てこない。あれから約25年(四半世紀!)たって、そのまさおさんと私は、私が入院している間、毎日のように赤道を超えてメール(話題がいっぱい)のやりとりをしました。すっかり仲良しメル友になったんだよね。その最初のやりとりのころ、「ぜんぜん話もしなかったのに、私はまさおさんの顔をよく覚えていて、絵に描くことさえできるんだよ、描いて送ってあげようか」とメールしたら、まさおさんアワワと大慌てで最新の同窓会の記念写真みたいなのを送ってきて、ほら、これが僕です。似顔絵だけは恥ずかしいから勘弁してくださいと止めにかかったんです。ちっ、ざんねんだなあと思って、途中まで描いた似顔絵をほっぽいていたんですが。今回、このテイク・オン・ミーのビデオを見て、「あ、まさおさんに似てるぞ」と思ったんです。私が途中で投げ出した似顔絵と、ビデオに出てくるモートン(ボーカル)の鉛筆画がよく似てるんですよ。髪型とか多少の違いはありますが、私が覚えている高校生まさお青年の顔の感じとそっくりだと思いました(まさお青年はノルウェー人だったんだ…)。
えっと、まさおさん。時として、先手せんてで一生けんめい前方を防御したにもかかわらず、予期せず後ろから吹いた風に押されて、つんのめり、ころんで痛い思いをするということがあります。今がまさにそのときです。用意はいいですか?
ではみなさん。「あ、まさお青年に似てるかも」という私の目になってもう一度A-HAのビデオ見直してください。まさお青年の顔と重なりますから。
じゃ、稲福君よろしくね。
<<ミキサー稲福くん、「え?そんな話きいてないよ」という顔で慌てて、もう一度テイク・オン・ミーをかけ直す。臨機応変な対応。さすがです。>>
http://www.youtube.com/watch?v=_EXxMlIExpo 「もう2度とこのビデオは見れないよ」と顔を真っ赤にして思っているかもしれないまさおさんも、「ちょっと、モートン様とマサオを一緒にしないでくれる?ちっとも似てないわよ」とむっとしているかもしれない貴子さんも、「私のマサオをノルウェー人のチャラ男なんかと同等に扱わないでよね、ぷんぷん」と遠くで掲示板をすーみーしながら、鼻息荒く怒っているかもしれない、まさおファンのスミエさんも、ごめんなさいね、生きていると、青天の霹靂のような呪いがおりてきて一瞬にしてみんなが不幸になることってあります。人生ってそんなもんです。あきらめてください。
では、まさおさんのリクエスト曲、YMOの「以心電信」(83年のNHKのコミュニケーション年のテーマ曲)いってみよう!
<<ミキサーの稲福くん、ほっとした面持ちで、ずいぶん前から頭出しして待っているLPの曲をスタート。>>
http://www.youtube.com/watch?v=RkjsJISL59c&NR=1当時の古いビデオクリップもあったんですが、音がよくないので、最近の映像からお届けしました。
YMOはおもに男子から支持を得ていたような気がしますがどうでしょう?いや、そんなことない、私は大のYMOファンだったのよという女子は是非かきこみしてくださいね。
私の知っている違う高校の男子で、付き添いで来ている坂本龍一みたさに、当時の奥さん矢野顕子のピアノ弾きかたりを「じゃんじゃん」に見に行っていた人がいました。私も行けばよかったな。もうなくなっちゃったね。あの小さな地下の劇場。
「国際通りの思い出」というテーマでも、みなさんにいろいろ書き込んでもらいたいです。今はもうないけれどよく行った店、あそこでバイトしてたんだ、などなど。
お昼のお弁当もまだまだ募集してますからね。帰宅ご飯組、食堂組、あるいは早ベン組いませんか?
さて、今日の最後の曲になる3曲めは、他にもみなさんからカキコミや個人的メールを通してリクエストが来ているのですが(Thank you so much!
)、それは後日にとっておいて、いろいろ考えたあげくあえて私がこの曲を選びました。 おニャン子クラブの「セーラー服をぬがさないで」。
えー、その理由は、このお昼の校内放送がカバーするリクエスト曲のジャンルの幅の広さをみなさんにわかってもらいたいことと(そう、まさにYMOからおニャン子クラブまで!)、じつは、臨機応変にがんばってくれた稲福君がおニャンコ好きなんですよ、とくに国生さゆりの大ファンなのよね(横目でちらっと稲福くんをみる)。今日もがんばった稲福くんに私からこの曲を贈ります。
このビデオクリップは「ベスト・テン」からです。自己紹介からはじまって「会員ナンバー・・・」と。そうそう、会員ナンバーがあったのよね。今は亡き人となった逸見さんのすがたも途中で写ったりします。 みなさんは、ベスト・テンの思い出はどんなのがありますか?考えてみれば、歌番組全盛期でしたね。いやあ、実にセットにお金がかかっていたよ。
まあねえ、十代の娘が集って、創作ダンスをしてるもんだと思えば、そう思えなくもないけど、自分に娘がいて、こんな歌詞唄ったらやっぱ心配だ。
当時、彼女らと同年代くらいの自分たちが、歌きいてた分には何も気にならなかったんだけどねえ(一気に思いがおばさんに移行)、ぶつぶつ…。
<<稲福くん、ぶつぶつ言うおばさんなんか眼中に入らず、ホクホク顔、嬉しそうにそして大切そうに自前のSPを出して、ターンテーブルにのせて、まわす。>>
http://www.youtube.com/watch?v=Gkzh-Dj_lEY&feature=related それでは、創作ダンスふうにこの旗を振ってお別れです。
「あのときぼくらがいた。きみにまたあえてでーじうれしい!」
それでは、次回まで。ser deg neste gang!*
*(ノルウェー語でsee you next timeの意:発音リンク
http://translate.google.com.au/translate_t?q=see+you+next+time&um=1&ie=UTF-8&sl=en&tl=no&sa=X&ei=e_SyTLfOOoqlcZik4LIN&ved=0CBcQrgYwAA#)
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*参照したビデオクリップ(登場順)