2011/08/03(水) 12:57 - 6 組 たくし (男)
ある人の話です。
「一月前くらいに会社の連中とたまたま飲む機会があってね、久しぶりに不義理してた会社の近くのドイツ料理屋に行ったんだよ。会社のイベントで近所の親子集めて工作教室やるんで、チラシでも渡して宣伝も出きるかなって思ってさ。そしたら帰りの小田急で紙袋忘れちゃつてさ~。次の日曜に地元であるソフトバレーの大会の商品になるかな~って会社のタオルと新品の紳士用の靴下をもらってきた紙袋だったんだよね。それがね、後から気付くんだけどドイツ料理屋に行くのに宣伝の気があったから首から下げる会社の社員証ををそのままして行ってね、飲んでいる間に外してその紙袋に入れちゃってたんだね。次の日に気付いて小田急に問い合わせても無いって言うからあきめてたら、なんとその翌日に小田急の終点の小田原の警察署から電話があって、警察に届いてたんだよ。社員証は顔写真いりなので無くしたら始末書もんで、見つかったのは良かったんだけど、平日の日中しか受け取れないし、町田から小田原まで往復するのに2時間はかかるし、電車代もかかるんでそのうち行かなきゃいけないけど参ったな~って思ったんだよね~。第一なんでわざわざ駅員じゃなくて外に出て警察にもって行ったんだよ~」
その半月後、彼がまたよっばらって財布と免許証入りのカバンを電車に忘れ、小田原駅から無傷で見つかったと連絡があり、たまたま次の日に怖い上司が急に休みで、会社に遅れて出社の連絡をして、朝から小田原へとりにいき、名札入りの社員証が必要な例の工作教室の前にこれ以上無いタイミングで用意することが出来たという。(靴下に全て穴があき、商品で使おうと思っていた靴下も大いに役にたった)
「こんなことカミさんにばれたら、コレもんだよ。(首をしめるしぐさ)」
その男は小田原みやげのアジの開きサブレを手にもち笑った。
あなたは奇跡を信じますか?