2010/02/01(月) 01:35 - 4 組 友英 (男)
新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事(いやしけよごと)
いわずと知れた万葉集結びの句で、これまた万葉集を編纂した大伴家持の歌です。大和朝廷では、藤原氏の勃興により神代からの名門である大伴家も謀反の疑いという策略により一門は、没落していきます。家持も因幡の国に左遷されます。そのような中で詠んだ句とされています。大意は、雪が降り積もっていくように、良いことが重なっていきますように、ということでしょうか。家持の境遇とを重ねあわせると少しじ~んときますが。
さて、暮れから正月にかけて1か月近く入院してしまいました。若いときにがむしゃらに生きてきたツケが出てきたのでしょか、これで3度目の入院です。今年は、50代を迎えるに当たり、スローライフで行こうと思います。
少し遅れましたが、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。そしてみなさんにいいことがありますように。『いや重け吉事』