2002/01/12(土) 22:57 - ☆★ 組 マヤー (女)
渋谷じゃんじゃんで、1972年ころから、中村さんが亡くなるまで?上演された作品『授業』は、イヨネスコ初期の作品です。私の記憶が確かならば、沖縄でも上演されたことがあるはずです。
ストーリーは、気の小さい教授のもとに、生意気な女生徒が教えを乞いに訪れます。しかし、段々と二人の力関係は逆転してゆき、抑圧的な教授に女子生徒が屈服していくのです。そして、この劇のクライマックスは、教授が女生徒の首を・・・という犯罪で終ります。後始末をする家政婦の言葉から、この犯罪が初めてではないらしい・・・と感じ?で幕を下ろします。
この役が、主演の中村伸郎の仇名『教授』の元だったらしいです。中村伸郎の台詞は、言葉がはっきりしていて、聴き取りやすかった反面、二人の女性の登場人物の声が聴き取りにくかったので、ストーリーをつかむのがやっとでした。こんな難しい不条理劇は、前もって本を読んで置くべきだったかな、と思いました。