前回の理事会・評議員会で、「近頃の一中健児の塔周辺は、物が散乱して見苦しい、尊厳が保たれてないのではないか」という意見が一人の評議員から出されたという。ひやりとした。現在、養秀植物園構想のもと、チンタラチンタラと施設整備が進められていて、しかも、金のかかる材料を避けて、古い盤木などの再利用でやるもんだから、構内の至る所に乱雑に置かれていいて、確かに見苦しい。そこを指摘された。年に一度か二度会館にきて評議員会に参加したら、誰でも感じる光景の荒れ様である。しかし、大河の流れの遠いところも見定めてほしい、流入する小川の少々の汚れは今しばらく勘弁してもらいたいと、思う。来年の6月23日の一中健児の塔慰霊祭には、ささやかながら、青春半ばにして飛び散った健児たちに、せめて花と香りに包まれた会場にしてあげようと、日々懸命の努力をしているところです。それよりも気になるのは、健児の塔の後背地である、玉御陵(タマウドゥン)に属する雑木林が数度の台風でヘッチャカメッチャカやられて、ゲゲゲの鬼太郎が出そうな荒れ地になっていることで、健児の塔の霊域も形無しの状態。誰か、優れた造園・設計士がいて、立派な松林や赤木林にしたり、修景してくらないかな、と、見るたび考える。